第13回神戸三余会美しいかな書展
平成28年11月3日(木)より8日(火)まで第13回神戸三余会美しいかな書展(神戸笹波会)が神戸三宮のさんちかホールにて開催されました。
今回のテーマはー艶ー! 神戸笹波会の田頭一舟先生 ご社中展です。
特別出品として 桑田笹舟先生・桑田三舟先生のご作品も展示されました。
連日多くの方々が会場に足を運ばれ盛会裏に終了いたしました。
日時…平成28年4月29日(金・祝)
会場…ANAクラウンプラザホテル神戸
新緑の美しい好季節、兵庫県書作家協会総会・研究会、並びに懇親会が4月29日(金・祝) ANAクラウンプラザホテル神戸にて開催されました。
池永碧濤総務部長の司会で総会が始まり、伊藤一翔理事長より開会の辞、続いて山根亙清会長が耐震工事で原田の森ギャラリーが使えない中、デザイン・クリエイテイブセンター神戸で、第51回兵庫県書道展が開催できたことの意義、日本の書道文化をユネスコの無形文化遺産に登録する運動を推進していくことの大切さについてのお話をいただきました。
引き続き顧問の井茂圭洞先生から、兵庫県の本協会は「和をもって尊しとなす」精神で発展を続けてきたとの温かいお言葉をいただき、小中の書写、高校の書道の大切さを強調されました。
次に議事にはいり、小林章郎参事が議長として選出され、円滑な議事進行の下、深瀬裕之副理事長から平成27年度事業報告、立山艸雪会計部長から会計報告があり、青木理子監事からは会計監査報告がありました。また、平成28年度事業計画・予算案審議では、すべての審議事項が全員の大きな拍手で承認されました。
引き続いて細田先山第一展覧会部長から、第51回兵庫県書道展の結果による昇格者が披露されました。
そして、役員改選が行われ、現理事長以下現執行部、理事が選出され承認されました。その後、福島松韻副理事長による閉会の辞で平成28年度総会は、無事終了しました。
次に、20分程の休憩をはさみ、国際浮世絵学会常任理事の中右漢先生による「夢二 波潤万丈の恋人生」と題した研究会が開催されました。
まず、先生のご専門の浮世絵に関するお話をいただき、写楽や北斎の専門家ならではの楽しいお話をご披露下さいました。特に奇人変人と言われ、90歳まで生きた北斎の話は大変興味深く、北斎に親しみを覚えました。その後、本題の夢二の4人の女性をめぐる波欄万丈の恋人生を映像も交え、わかりやすくお話しいただき、最後には夢二没後4年目に製作された「宵待草」の主演女優の高峰三枝子さんが宵待草を歌っておられる映像を見せていただき、一同の大きな拍手で盛り上がる中、研究会を終えました。
最後の懇親会は、池永碧濤総務部長の司会のもと、深瀬裕之副理事長より開会の挨拶をいただき、黒田賢一顧問より、熊本地震の被災地で書を励みに頑張っておられるお弟子さんのお話や、来賓のご紹介がありました。
来賓を代表して地元兵庫の衆議院議員で自民党副幹事長の関よしひろ先生より、書写書道教育を発展させるべく、百余名の賛同をいただき書写書道国会議員連盟を設立し、事務局長として、前向きに活動していただいているとの心強いお話を聞かせていただきました。
その後、伊藤一翔理事長の乾杯のご発声で懇親会が開宴。各会派を越えて親睦を深め、時の経つのも忘れ、和やかに宴が進みました。定刻になり、岡本正志副理事長の閉会の挨拶で盛会裏に懇親会も終了しました。
(理事 出田 塘葭)
会期…平成28年4月2日(土)~ 17日(日)
会場…デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOホール
第51回兵庫県書道展が4月2日から17日逸デザイン・クリエイテイブセンター神戸一階KIITOホール・ギャラリーAで開催されました。
※上は審査風景
今年度は、出品数が1,694点あり、会期は、公募・準会員、会員・無鑑査会員、評議員・委員展共前期後期に分かれて展示されました。
今年は、原田の森ギャラリーの耐震改修工事の関係で、デザイン・クリエイテイブセンター神戸1階KIITOホール・ギャラリーAで開催されました。こちらは、パネルを使って壁面を作ってからの設営と関係者の皆様には大変御苦労をお掛けしたとお聞きしております。苦労の甲斐が実って多数の来場者が訪れました。
家族で鑑賞に来られ、お子様の受賞作をうれしそうに見つめる御両親の姿が印象的でした。そして、日頃目にすることが少ない前衛の作品を鑑賞できたのも有意義なことでした。
授賞式は、4月16日午後1時より、神戸ポートピアホテル借楽の間において、厳かに滞りなく執り行われました。本展覧会は兵庫県書作家協会の大イベントの一つで、「若い人達の登龍門」と言われており、長きに渡り会派を越えての伝統ある書道展です。今後共、この書道展が諸先生方の御尽力の元、会員の方々、関係者の皆様方にお世話を頂き、長く継続して行かれることを願ってやみません。
(準会員 横井 加織)
平成28年3月5日(土)、6日(日)伝統文化体験フェスティバルが兵庫県公館(迎賓館)において開催されました。『なつかしいけど、アタラシイ。日本文化の魅力発見‼』をテーマに、書道をはじめ、いけばな・茶道・ちぎり絵・水墨画など二十二の伝統文化団体が体験講座を実施致しました。
書道体験コーナーでは、『世界にひとつだけの印を作ってみましょう』と題し、篆刻体験講 座を実施致しました。講座は5日 (土)に2回開催され、定員は各回20名の事前予約として おりましたが、申込者が多数となり参加して頂けなかった方も沢山おられました。
最初に古溝幽畦先生より篆書についてのお話があり、参加された方々は、初めて見る文字に興味を持って聴き入っており、忘れないようにとメモを取る方もおられました。
その後、実際に印材を刻し始めると真剣な表情で一生懸命に刀を動かしていました。小さなお子様が線からはみ出さないように頑張って刻している姿は非常に微笑ましく感じました。刻した印を押し、先生方に側款を入れて頂くと『宝物が出来た!』 と大喜びでお母さんの元に駆け寄る姿がありました。『世界にひとつだけの印』が出来上がって嬉しい気持ちが伝わってきました。
篆刻は、刃物を使うこともあり、怪我を心配致しましたが、無事に終えることが出来たことを、お手伝い頂いた先生方に感謝し、お礼を申し上げます。(委員 戸出 九廬)
新春を飾る恒例の書道展、一松会展(於神戸 そごう)と並び、第18回兵庫県書道展(参与・理事展)が、神戸でも大勢の人が行きかうショッピングモール内のさんちかホールで1月2 日から5日まで開催されました。会長・理事長はじめ参与・理事の145名の先生方の作品と恒例の「年賀状」が4日間展示されました。
昨年より一日短い期間ではありましたが、来館者数も、2,566名をかぞえ、 新年にふさわしい内容のものが多く、華やかな雰囲気に満ちた展覧会になりました。
そして、漢字・かな・篆刻・前衛作品と色々な表現豊かな作品が並び、私も飽きることなく、何度も会 場を見てまわりました。 また、年賀状も人柄がにじみ出ていて、楽しいものでした。作品だけでなく、年賀状をカメラに収める人も多く見うけられ、インパクトの強さを感じました。この作品展を見ごたえのある書道展として楽しみにしている方も多くおられることと思います。
この展覧会を見に来られたのを機に書道・篆刻を始められた方がおられると聞いております。また買い物途中に見て下さる一般の方も多く、嬉しいかぎりでした。
年末年始のお忙しいときに、搬入・陳列に携わっていただいた先生方・業者の方々に感謝、お礼申し上げます。(理事 出田 塘葭)
日時…平成27年12月16日(水)
会場…ホテルオークラ神戸 平安の間
主催…公益財団法人 兵庫県芸術文化協会
クリスマスのイルミネーションが神戸の街を彩る年の瀬、 恒例の『ひょうご文化交流のつどい』が盛大に開催されまし た。
書作家協会からは20名の方が参加され、各界からの出席者は500名を数えました。
初めに主催者を代表して兵庫芸術文化協会理事長木村光利様の開会宣言。続いて同協会会長井戸敏三兵庫県知事よりご挨拶を賜り、その中で知事は「心の復興はすなわち文化の復 興」とし、今後とも芸術文化立県『兵庫』を目指す、との力強い抱負を述べられました。
同時に行われた県芸術文化奨励賞の贈呈式では5名の受賞者に井戸知事より賞状が手渡され、その席での受賞者によるコントラバスの演奏やソプラノの響きは会場を魅了しました。
後半の懇親会では『乾杯の歌』に合わせ参加者全員が高らかに歪を上げ、大きな交流の輪が拡がりました。 また各テーブルでも分野を超えた芸術談義に花が咲き、互いの親睦を深めると共に更なる飛躍を誓い合いました。
華やかに飾られた花々に目を楽しませて会場のホテルを後にした時、師走にはめずらしく心地よい潮風の中で和やかな文化の余韻に浸りながら家路につきました。
(理事 佐井 麗雪)
会期…平成27年12月2日(水)〜6日(日)
会場…神戸市産業振興センター
主催…神戸新聞社・公益財団法人 神戸新聞厚生事業団
平成27年度の神戸新聞社・神戸新聞厚生事業団主催「著名芸術家と名士作品展」は文化人、芸術家など各界著名人約600名の方々のご協力により、770点の絵画、書、陶芸、彫刻、版画、工芸作品が一堂に展覧されて、12月2日(水)から6日(日)まで開催されました。
恒例の作品展は会場を神戸市産業振興センターに移して2年目を迎えます。書のコーナーへ足を運びますと、今年は作品を一段掛けにしてあり、とても見やすく、通常の書展とは異なるなごみ易い身近な文言や多彩な表現の書が鑑る人をなじませているようでした。
来場者の方々は、それぞれにじっくりと作品をご覧になり、入札される姿が印象的で、この歳末助け合いチャリティー美術展を楽しみにしておられる方が多くいらっしゃることを嬉しく思いました。入札された作品の収益金は各種歳末助け合いのほか、社会福祉事業への支援金として活用されるとのことです。
書作家協会の先生方の善意のご出品に心温まる思いがいたしました。
(理事 佐伯 孝子)